ネットワーク監視 30代|未経験で入った現実と、きつさを乗り越えるためにやったこと
正直に言うと、想像していた「エンジニア」とはかなり違いました。
この記事では、実際に感じた仕事内容、きつさ、そして監視止まりを少しでも抜け出すためにやったことをまとめます。
ネットワーク監視の仕事内容(実際のイメージ)
ネットワーク監視の主な仕事は、ネットワーク機器やサーバーの状態を監視し、異常があれば手順書に沿って対応することです。
・監視画面でアラートを確認する
・アラート内容を手順書に沿って一次対応する
・必要に応じて上位者やベンダーにエスカレーションする
・定期的な死活確認やログ確認
・簡単な設定変更やアカウント作業
「ネットワークを設計する」「新しい環境を構築する」仕事ではありません。
「異常を早く見つけて、決められた対応をする」仕事です。
未経験から入る場合、最初はほぼこの領域になります。私も例外ではありませんでした。
1日の流れ(私が経験したパターン)
現場によって違いますが、私が最初に入った現場の流れはだいたいこんな感じでした。
・出勤後、前のシフトからの引継ぎ
・監視画面の確認と朝の定期チェック
・アラート対応や問い合わせ対応
・アラートが少ない時間は、画面を眺めている時間が長い
夜勤の場合
・夜中にアラートが来たら対応
・明け方まで勤務して帰る
・帰宅後はすぐに寝て、生活リズムを崩さないように意識
忙しい時間は本当に忙しいのですが、アラートが来ない時間は驚くほど暇でした。
最初の頃は「とりあえず画面を見ていればいいか」と思っていましたが、その時間の使い方で後の差が出ると実感しています。
30代でネットワーク監視に入って感じたきつさ
1. 夜勤の体力的・精神的負担
監視案件では夜勤が発生しやすいです。30代になると、20代の頃より回復に明らかに時間がかかります。
- 睡眠の質が落ちる
- 休日も疲れが取れにくい
- 生活リズムが崩れてメンタルが落ちやすい
私自身、「夜勤も平気だろう」と軽く考えていましたが、実際にやってみると想像以上でした。特に連続で夜勤が入る時期は、休日もぼんやり過ごすことが増えました。
2. 成長実感の薄さ
手順書通りの対応が中心なので、「自分がエンジニアとして成長している」感覚が湧きにくいです。
資格を取って入った人ほど、「これで本当にエンジニアなのか」と悩む時期が来ます。私も最初の数ヶ月は、毎日のようにそう感じていました。
3. 「このまま監視で終わるんじゃないか」という不安
1年近く同じような監視業務が続くと、不安が強くなります。特に30代は「早く次のステップに行きたい」という焦りが出やすいです。
周りに「ずっと監視のまま」という人も見えたので、「自分もこうなるのか」と考えることが増えた時期がありました。
監視自体が悪いわけではありません。問題なのは「監視だけで止まってしまうこと」です。最初の入り口としては現実的ですが、そこで完結させない意識が必要だと感じました。
向いている人・向いていない人(実感)
比較的続けやすい人
- コツコツ正確に作業できる
- 暇な時間を自分で有効に使える
- すぐに派手な仕事を求めない
- 長期的にスキルを積み上げる覚悟がある
きつさを感じやすい人
- すぐに構築や設計をやりたい気持ちが強い
- 夜勤の生活リズムに体がどうしても合わない
- 一人で悩みを抱え込みやすい
- 「エンジニアらしい仕事」への理想が強い
私は後者の要素が強かったので、最初の半年は特にきつかったです。
監視止まりを抜け出すために実際にやったこと
「このままではまずい」と思ってから、意識して続けたのは次の3つです。
1. 「次は構築・設定寄り希望」と具体的に伝え続けた
営業やエージェントに、毎回こう伝えるようにしました。
- 「監視の経験はあるので、次は少しでも構築や設定に関われる案件を希望します」
- 「LPICとAWSを取ったので、サーバーやネットワーク寄りの現場を探してもらいたいです」
曖昧に「スキルアップしたいです」だけでは動きませんでした。具体的に、何度も繰り返して伝えたことが後から効いたと感じています。
2. 暇な時間を「考える時間」に変えた
アラートが来ない時間に、ただ画面を眺めているだけでは何も変わりませんでした。実際にやっていたのは以下です。
- アラートの内容を「なぜ起きたのか」まで自分で調べる
- 資格で学んだ内容と、今見ている画面を結びつける
- 簡単なメモを残して、後から見返せるようにする
完璧に理解できなくても、「考えるクセ」をつけることが大事でした。
3. 家で検証環境を触り続けた
現場だけだと知識が偏ります。業務後や休みの日に、仮想環境で基本的なネットワークやLinuxを触る習慣を続けました。
すぐに現場で使う機会は少なかったですが、「勉強している材料がある」状態を作っておくことで、次の案件交渉のときに話しやすくなりました。
まとめ:ネットワーク監視は「入り口」として現実的
30代未経験でネットワーク監視に入るのは、決して悪い選択ではありません。むしろ、未経験からインフラに入る現実的なルートの一つです。
ただし、次の点は最初から意識しておいた方がいいです。
- 夜勤の負担は想像以上になりやすい
- 成長実感が薄く、焦りが出やすい
- 監視だけで止まるとスキルも年収も頭打ちになりやすい
- 「次のステップ」を常に意識して行動する必要がある
監視はゴールではなく、スタート地点です。
そこを理解した上で入る人にとっては、十分に意味のある経験になると感じています。