「30代未経験でインフラに転職したけど、このまま続けていいのか」
「監視ばかりで成長実感がない。やめたい気持ちが出てきた」
「家族や周りにどう説明すればいいのか、自分でも迷っている」
こういった検索をして、この記事にたどり着いた人は多いと思います。
私自身、ITとはまったく関係のない仕事から30代でインフラエンジニア(SES)に転職しました。
最初の現場は運用監視。夜勤あり。資格は取っていたのに、現場では手順書通りの対応が中心で、「これで本当にエンジニアになれているのか」と何度も自問しました。
結論から言うと、「続けてよかった」と思える瞬間は確かにありました。
ただし、それは「最初から順調だったから」ではありません。
やめたい気持ちが出た時期も、はっきりありました。
この記事では、実際に感じた「続けてよかったこと」と「やめたいと思ったときに自分で使った判断基準」を、できるだけ率直に書きます。
続けてよかったと思えた瞬間
1. 「監視は通過点」と割り切れたとき
最初の半年は、ただの我慢でした。
アラート対応と夜勤が続き、「前職の方がマシだったかも」と思う日も少なくありませんでした。
転機は、営業に「次は構築寄り希望です」と具体的に伝え続けたあとでした。
すぐに案件が変わったわけではありません。
でも「自分で動いている」という感覚が少し戻ってきたんです。
「監視で止まっている自分」から「次のステップを狙っている自分」に意識が変わった瞬間、続けてよかったと思えました。
実際にどう動いたかは、こちらの記事に詳しく書いています。
→ 「監視止まり」を抜け出したリアルな方法
2. 前職では得られなかった「積み上がる感覚」を感じたとき
前職は事務寄りの仕事で、スキルが積み上がる実感がほとんどありませんでした。
インフラに入ってからも最初は同じでした。
でも、家で検証環境を触ったり、現場で小さな設定変更を引き受けたりするうちに、「前よりはわかるようになった」と思える瞬間が増えました。
大きな成果ではありません。
ただ、30代で「まだ成長できる」と感じられたのは、想像以上に大きかったです。
3. 年収が少しずつ動き始めたとき
入社時は前職から明確に下がりました。
最初の明細を見たときのショックは今でも覚えています。
でも、希望を伝え続け、現場で少しでも触れる作業を引き受けた結果、2年目以降で少しずつ上がり始めました。
劇的な上昇ではありません。
それでも「監視止まりのままでは終わらない」と実感できたのは、続けた理由の一つです。
実際の年収の推移については、こちらにまとめています。
→ 30代未経験インフラエンジニアの年収リアル|監視スタートからどう推移したか
やめたいと思ったときの判断基準
正直に書くと、やめたい気持ちが出た時期は複数回ありました。
特に夜勤が続いた時期と、案件がなかなか動かなかった時期です。
そのときに自分で使っていた判断基準を書きます。
判断基準1:体調と生活リズムが「限界」に近いか
30代になると、20代の頃より回復に時間がかかります。
夜勤明けでも最低限の生活が保てているか、休日に疲れが取れない状態が続いているか。
ここが明らかに崩れているなら、無理に続ける必要はありません。
「成長のため」と我慢しすぎると、後から取り返しがつかなくなることもあります。
SES未経験のきつさの正体については、こちらで詳しく書いています。
→ SES未経験はきつい?30代インフラが感じた「きつさの正体」と向いている人・向いていない人の違い
判断基準2:自分で「次の一手」を打てているか
ただ不満を募らせているだけなのか、
「次の案件希望を具体的に伝えている」「家で勉強を続けている」「小さな作業を引き受けている」など、行動を起こしているか。
行動していない状態で「このままでいいのか」と悩むのは、かなりつらいです。
逆に、少しでも動いているなら、通過点として続ける価値はあります。
判断基準3:3年後の自分が想像できるか
「このまま監視で終わったらどうなるか」を、冷静に想像してみました。
スキルも年収もほぼ横ばいの未来が目に浮かぶなら、今の動き方を変える必要があります。
逆に、「今の延長線上で、少しずつ構築やクラウドに近づける未来」が想像できるなら、続けてみる価値はあると思います。
向いている人と向いていない人の違い(私の実感)
比較的向いていると感じる人
- 最初の監視・運用を「通過点」と割り切れる
- 完璧を求めすぎず、小さく行動を続けられる
- 体調を最優先にできる
- 「早く結果を出さなきゃ」という焦りをコントロールできる
厳しくなりやすい人
- 最初から構築や高年収でないと納得できない
- 夜勤の生活リズムにどうしても体が合わない
- 一人で悩みを抱え込みやすい
- 前職の働き方や年収と比較しすぎる
向き不向きは確実にあります。
「きつい=自分がダメ」ではなく、「今の環境と自分の特性が合っていない」だけの場合も多いです。
最初の3ヶ月で感じたギャップについても、参考にしてみてください。
→ 最初の3ヶ月で感じた「想像と現実のギャップ」10選
まとめ:完璧な選択はない。でも「動いているかどうか」で未来は変わる
30代未経験でインフラエンジニアになるのは、楽な道ではありません。
最初の現場が理想通りになることは少なく、年収も一時的に下がることがほとんどです。
それでも私は、続けてよかったと思っています。
理由は、「前職では感じられなかった積み上がる感覚」と「自分で動かした分だけ、少しずつ状況が変わった」という実感があるからです。
同じように「このまま続けていいのか」と悩んでいる人がいたら、この記事が判断の材料になれば嬉しいです。
完璧な企業や完璧な案件は少ないです。
でも、「何もしない」より「少しでも動く」方が、未来は変わりやすいと、今は思います。
この記事は、30代未経験からインフラエンジニアになった実体験をもとに書いています。個人差が大きい内容ですので、参考程度にご覧ください。